Rakuten Wallet review

楽天ウォレットの評判は?楽天ポイントで始める前に知りたいこと

貯まった楽天ポイントを、1ポイント=1円で暗号資産に。売却した代金は楽天キャッシュに戻して楽天ペイで使えます。楽天グループならではの入口と出口は便利ですが、販売所だけのコスト構造には注意が必要です。

結論

楽天ウォレットは、楽天ポイントや楽天銀行、楽天キャッシュをふだん使っている人が、少額から暗号資産を試すのに向いた金融庁登録の取引所です。現物は販売所形式でスプレッドがかかり、日本円の出金は1回300円。売買コストを抑えたい人や銘柄数を重視する人には別の選択肢があります。

  • 金融庁登録 関東財務局長 第00015号
  • 公式の取引概要ページの公表値
  • 楽天ポイント・楽天キャッシュの使い方つき

ポイントで買える暗号資産

取得中…
ポイントと交換先
  • 楽天ポイント → 楽天ウォレット
  • PayPayポイント → Binance Japan
  • メルカリのポイント → メルコイン
  • Pontaポイント → αUウォレット
  • BTCビットコイン
  • ETHイーサリアム
  • XRPエックスアールピー
  • SOLソラナ
  • DOGEドージコイン
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スプレッドは各サービスが価格に含める差額で、公表されていない場合があります。ポイントで買った暗号資産は原則ポイントに戻せません。

楽天ウォレットは、楽天証券ホールディングスの子会社が運営する暗号資産交換業者です。2019年3月に金融庁の登録を受け、同年12月には楽天ポイントで暗号資産を買えるサービスを始めました。楽天会員IDでログインして申し込み、楽天銀行と連携して入出金し、売却代金は楽天キャッシュにチャージして楽天ペイで使う。楽天のサービスをひとつの財布のようにつなげられるのが、この取引所のいちばんの個性です。

一方で、現物の売買はすべて楽天ウォレットが相手になる販売所形式で、取扱いも14銘柄と多くはありません。このレビューでは、手数料や上限について公式サイトの取引概要ページで公表されている数値をもとに、どんな人に合うのかを整理しました。楽天ウォレットの公式サイトは当サイトの調査環境から直接表示できなかったため、手数料はアーカイブされた同ページの数値を使っています。条件は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで最新の内容を確認してください。

楽天ウォレットの基本データ

楽天ウォレットの主な条件(金融庁登録一覧と公式の取引概要ページの公表値。手数料はアーカイブされた公式ページによる)
項目内容
運営会社楽天ウォレット株式会社(楽天証券ホールディングスの子会社)
登録暗号資産交換業者 関東財務局長 第00015号(2019年3月25日)/金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3190号
所在地東京都港区南青山2-6-21
取扱銘柄14銘柄(BTC、ETH、BCH、XRP、XLM、DOGE、SHIB、TON、SOL、ADA、TRX、AVAX、DOT、POL)※金融庁の登録一覧、2026年9月30日時点
取引の形式現物は販売所形式(成行のみ)。証拠金取引所は板取引でレバレッジ最大2倍
最小購入額現物の購入は100円から
売買手数料現物は無料(スプレッドあり、非公表)。証拠金取引はメイカー −0.01%・テイカー 0%・建玉管理料 1日0.04%
日本円の入金楽天銀行からのリアルタイム入金 無料(1,000円以上)。他行からは楽天銀行の入金専用口座へ振込
日本円の出金1回300円。楽天キャッシュへのチャージは無料
セキュリティ二要素認証、パスキー対応、ISO/IEC 27001(ISMS)認証

メリット

  • 楽天ポイントを1ポイント=1円として、100ポイントから現物の購入に使える
  • 売却代金を楽天キャッシュへ出金手数料なしでチャージでき、楽天ペイなどで使える
  • 楽天銀行と連携すればリアルタイム入金が無料(1回1,000円以上)、土日祝日も入出金できる
  • 楽天銀行の口座を連携して申し込むと、本人確認書類の提出が不要
  • 現物は100円から、手数料無料で購入できる
  • ログインはパスキーに対応し、ISO/IEC 27001(ISMS)認証を取得している

注意点

  • 現物は販売所形式のみで成行注文だけ。スプレッドは公表されていない
  • 日本円を銀行口座へ出金すると1回300円かかる
  • 取扱いは14銘柄で、66銘柄のBinance Japanや44銘柄のbitbankより少ない
  • BTCの出庫手数料は0.001 BTC(公式の取引概要ページによる)と、送付無料の取引所より高い
  • 楽天銀行以外からの入金は振込手数料が自己負担
  • ステーキングや積立の有無・条件は公式サイトで確認できなかった

楽天ウォレットが向いている人・向いていない人

向いているのは、楽天ポイントが毎月のように貯まっていて、使い道を探している人です。楽天市場や楽天カードで貯まったポイントをそのまま暗号資産に替えられるので、自分の現金を使わずに値動きを体験できます。最低100ポイントからなので、「まずは数百円分だけ」という始め方もしやすいでしょう。

次に、楽天銀行をメインバンクにしている人。楽天銀行と連携すれば、入金は無料でリアルタイムに反映され、口座開設時の本人確認書類の提出も不要です。売却した代金を楽天キャッシュに戻せば、出金手数料なしで楽天ペイの支払いに使えます。楽天の経済圏の中でお金を回している人ほど、手間とコストの両方を抑えられます。

反対に、まとまった金額を安く売買したい人には不向きです。現物は販売所形式で、買値と売値の差がそのままコストになります。板取引で現物を売買できる取引所なら、10万円の売買で手数料は数十円から数百円程度に収まります。また、取扱銘柄の多さやステーキングを重視する人、ビットコインを頻繁に自分のウォレットへ送りたい人も、ほかの取引所のほうが合っています。

手数料はいくら?販売所のコストを試算

公式の取引概要ページによると、口座開設・口座管理、現物の売買、日本円の入金、暗号資産の入庫はいずれも無料です。費用がかかるのは日本円の出金(1回300円)と暗号資産の出庫(BTCは0.001 BTC)で、売却代金を楽天キャッシュへチャージする場合は出金手数料がかかりません。

ただし「売買手数料無料」は、コストがゼロという意味ではありません。現物の取引は、楽天ウォレットが売り手・買い手になる販売所取引所が売り手・買い手の相手方になる形式。操作は簡単だが、買値と売値の差(スプレッド)が実質的なコストになる。形式で、提示される買値と売値の差であるスプレッド同じ時点での買値と売値の差。販売所では数%になることもあり、表示上の手数料より大きな実質コストになりうる。がかかります。楽天ウォレットはこの幅を公表していないため、下の表では説明のために片道2%と仮定して計算しました。

価格変動は考慮せず。楽天ウォレットのスプレッドは非公表のため、片道2%は説明のための仮定
ケース購入売却出金合計(目安)
楽天ポイント1万ポイントでBTCを買い、売って楽天キャッシュへ約200円(スプレッド)約200円(スプレッド)0円約400円
10万円で買い、売って楽天銀行へ出金約2,000円約2,000円300円約4,300円
参考:板取引の取引所でテイカー0.05%、出金無料の場合約50円約50円0円約100円

ポイントで少額を買う使い方なら、実質コストは数百円程度です。もともとポイントで支払っているので、「現金を使わずに暗号資産を体験する費用」として納得しやすい水準でしょう。一方、10万円単位になると、スプレッドの影響で板取引の取引所と比べて数千円の差が出る可能性があります。実際のスプレッドは銘柄や時間帯、相場の荒れ具合で変わるため、購入画面の買値と売値を見比べる習慣をつけましょう。他社との比較は手数料比較ページで確認できます。

証拠金取引所の手数料は、メイカー−0.01%、テイカー0%で、建玉を翌日に持ち越すと1日0.04%の建玉管理料がかかります(いずれも公式の取引概要ページによる)。

楽天ポイントと楽天キャッシュの使い方

楽天ポイントは、1ポイント=1円として100ポイントから現物の暗号資産の購入に使えます。2026年10月14日にAndroid版から提供が始まった新しいアプリでは、現物と証拠金取引を1つのアプリで扱えるようになり、現金と楽天ポイントを組み合わせて支払うこともできるようになりました。期間限定ポイントなど一部のポイントは使えない場合があるため、利用前に対象を確認しましょう。

注意したいのは、ポイントから暗号資産への交換は一方通行だという点です。暗号資産をポイントに戻すことはできません。その代わり、売却した代金を楽天キャッシュにチャージすれば、楽天ペイや楽天市場での支払いに使えます。売却時に利益が出ていれば、その利益は原則として雑所得給与・事業などに当てはまらない所得の区分。他の所得と合算して税率が決まる(総合課税)。暗号資産の売却益は原則これに当たる。として課税対象になります。計算方法は仮想通貨の税金ガイドで解説しています。

楽天ウォレットの公式サイトには、楽天市場のポイント倍率が上がる「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」に関する案内ページも設けられています。対象になるかどうかや達成条件は時期によって変わるため、利用前に楽天の公式ページで確認してください。ほかのポイントで暗号資産を買う方法も含めた比較はポイントで仮想通貨を買う方法にまとめました。

ポイント投資を始める前のチェック

  • 使うのは通常ポイントか(期間限定ポイントは対象外の場合あり)
  • 買う銘柄は現物で扱っているか(14銘柄の範囲)
  • 売却代金を楽天キャッシュに戻すか、楽天銀行へ出金するか(出金は300円)
  • 年間の売却益や交換の記録を残す方法を決めたか

入金と出金:楽天銀行との連携がカギ

日本円の入金で最も便利なのは、連携した楽天銀行口座からのリアルタイム入金です。手数料は無料で、1回1,000円から、通常はすぐに反映されます。楽天銀行のメンテナンス時間を除けば、土日祝日でも入金できます。

楽天銀行の口座がない人は、楽天銀行内に用意された入金専用口座へ、ほかの銀行から振り込みます。反映は数分程度ですが、振込手数料は自己負担です。なお、公式の取引概要ページによると、この振込入金が使えるのは「らくらく本人確認」で口座を開設した人で、楽天銀行口座の連携で口座を開設した人は対象外です。どちらの場合も、振込名義と口座名義が一致していないと入金は反映されません。

出金は1回300円で、楽天銀行・他行とも依頼日から3銀行営業日以内に反映されます。1回・1日の上限はいずれも3,000万円です。楽天キャッシュへのチャージなら出金手数料はかかりません。日本円に換金するときの全体の流れは仮想通貨を日本円に換金する方法で解説しています。

暗号資産の入庫は無料、出庫はBTCで0.001 BTC、ETHで0.01 ETHです(公式の取引概要ページによる)。自分のウォレットや他社へ送る場合は、トラベルルール暗号資産の送付時に、送り手と受け手の情報を事業者間で通知するルール。日本では2023年6月から義務化。にもとづいて送付先の情報を入力します。送付に対応している銘柄は限られるため、送る前に対象かどうかを確認しましょう。

取扱銘柄と証拠金取引所

金融庁の登録一覧(2026年9月30日時点)によると、楽天ウォレットの取扱銘柄はBTC、ETH、BCH、XRP、XLM、DOGE、SHIB、TON、SOL、ADA、TRX、AVAX、DOT、POLの14銘柄です。2026年春には現物取引にXRP、DOGE、XLM、SHIB、TONの5銘柄が追加されました。一方で、OAS(Oasys)については2025年12月に取扱い廃止の最終案内が出され、現在の一覧には含まれていません。

現物とは別に、証拠金取引所ユーザー同士が売買する板形式の市場。楽天ウォレットでは、レバレッジをかけた証拠金取引だけがこの形式で行われる。があります。こちらはユーザー同士が売買する板形式で、成行・指値・逆指値・IFD・OCOなどの注文が使え、個人は1〜2倍の範囲で0.1倍刻みにレバレッジを設定できます。アーカイブされた取引概要ページ(2025年3月)では9通貨ペアでしたが、取扱いは変わっている可能性があります。証拠金取引は預けた証拠金を上回る損失が出ることもある上級者向けの取引です。

ブロックチェーンゲームやNFTを扱う「web3ウォレット」も、楽天IDで登録できる別アプリとして提供されています。ステーキングや積立については、公式サイトで最新の提供状況を確認できなかったため、このレビューでは評価の対象にしていません。積立やステーキングを重視するなら、500円から積み立てられるGMOコインやSBI VCトレードが候補です。

安全性とアプリの評価

楽天ウォレットは金融庁の登録業者として、顧客資産の分別管理とコールドウォレットでの保管が義務付けられています。公式サイトでは、二要素認証とパスキー(パスワードを使わない生体認証などのログイン方式)への対応、ISO/IEC 27001(ISMS)認証の取得を案内しています。2026年10月に始まった新アプリでは、パスワードなしのパスキー認証でログインする方式が採用されました。

App Storeでは「楽天ウォレットの暗号資産取引アプリ」が5点満点中4.26(約1万件、2026年10月時点)と、比較的高い評価です。なお、日本円の入出金は楽天銀行のメンテナンス時間帯には使えないので、急いで出金したいときは時間帯に気をつけましょう。

楽天の名前をかたったSNSの投資勧誘や偽サイトには注意が必要です。正規の楽天ウォレットが、個人名義の口座への振込を求めることはありません。詳しくは詐欺の手口と対策を参照してください。

口座開設の流れ

申し込みには楽天会員IDが必要です。公式サイトでは、口座開設は最短即日としています。

  1. 楽天会員でログインして申込フォームを入力

    公式サイトから楽天IDでログインし、氏名・住所・職業などを入力します。

  2. 本人確認

    楽天銀行の口座を登録・連携すれば本人確認書類の提出は不要です。口座がない場合は「らくらく本人確認」で手続きします。

  3. 口座開設の完了メールを受け取って取引開始

    楽天銀行から入金するか、楽天ポイントで最初の購入をしてみましょう。

購入画面の操作や、販売所と取引所の違いはビットコインの買い方ガイドで詳しく説明しています。

楽天ウォレット以外の選択肢と比べるなら

ポイントで暗号資産を買うなら、楽天以外にも選択肢があります。PayPayポイントならBinance Japan、メルカリのポイントや売上金ならメルコイン、オリコやアプラスのポイントならSBI VCトレードが使えます。それぞれBinance Japanのレビュー、メルコインのレビュー、SBI VCトレードのレビューで詳しく紹介しています。

ある程度の金額を安く売買したいなら、板取引で現物を買えて出金も無料のGMOコイン(GMOコインのレビュー)が有力です。楽天のアプリ連携をほかのサービスと比べたい場合は、仮想通貨が買えるアプリも参考にしてください。

楽天ウォレットについてよくある質問

楽天ポイントで仮想通貨を買えますか?

買えます。楽天ウォレットでは楽天ポイントを1ポイント=1円として、100ポイントから現物の暗号資産の購入に使えます。2026年10月に提供が始まった新アプリでは、現金とポイントを組み合わせて支払うこともできます。いったん暗号資産に替えたポイントを、ポイントに戻すことはできません。

楽天ウォレットの手数料はいくらですか?

公式の取引概要ページによると、口座開設・口座管理、現物の売買、日本円の入金は無料で、日本円の出金は1回300円です。売却代金を楽天キャッシュにチャージする場合は出金手数料がかかりません。現物の売買は販売所形式のため、買値と売値の差(スプレッド)が実質的なコストになります。

楽天ウォレットの取扱銘柄はいくつですか?

金融庁の登録一覧(2026年9月30日時点)では、BTC、ETH、BCH、XRP、XLM、DOGE、SHIB、TON、SOL、ADA、TRX、AVAX、DOT、POLの14銘柄です。2026年春には現物取引にXRP、DOGE、XLM、SHIB、TONの5銘柄が追加されました。

楽天銀行の口座がなくても使えますか?

使えます。楽天会員IDでログインして申し込み、本人確認を済ませれば口座を開設できます。楽天銀行の口座がない場合は、楽天銀行内の入金専用口座への振込で日本円を入金します(振込手数料は自己負担)。楽天銀行の口座を連携すれば、無料のリアルタイム入金が使えます。

楽天ウォレットで板取引はできますか?

現物(暗号資産取引サービス)は楽天ウォレットが相手になる販売所形式で、注文は成行のみです。指値などが使える取引所形式は、レバレッジ最大2倍の証拠金取引所だけです。現物を板取引で買いたい場合は、bitbankやGMOコインなどの取引所を検討しましょう。

楽天ウォレットのビットコインを他のウォレットに送れますか?

送れます。公式の取引概要ページによると、BTCの出庫手数料は0.001 BTCで、入庫は無料です。ただし送付に対応する銘柄は限られ、反映までに数営業日かかる場合があるため、送る前に対象銘柄と条件を確認してください。

出典・参考資料

  1. 金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」
  2. 楽天ウォレット 取引概要(手数料・入出金・取引条件)
  3. 楽天グループ プレスリリース(楽天ポイントで暗号資産を購入、2019年)
  4. 楽天ウォレット 暗号資産取引アプリ(App Store)
  5. ペイメントナビ「楽天ウォレット、新アプリの提供開始」(2026年10月)
  6. ペイメントナビ「楽天ウォレット、現物取引でXRPなど5銘柄の取扱い開始」(2026年4月)

CryptoJapan編集部
金融庁の登録情報、各社の公式手数料ページ、国税庁の公表資料をもとに編集部が作成・検証しています。内容は投資助言ではありません。 評価方法