GMO Coin review

GMOコインの評判は?入出金コストと見落としやすい条件

ゆうちょ銀行やPayPay銀行からの入金が無料ですぐ反映され、1万円以上の出金も無料。GMOインターネットグループの取引所は「お金の出し入れ」に強い一方、送付や出金には独自のルールがあります。公式の手数料表をもとに、得する使い方と注意点を整理しました。

結論

GMOコインは、ゆうちょ銀行・PayPay銀行・ドコモSMTBネット銀行の口座を持っている人、レバレッジ取引も使いたい人に向いた金融庁登録の取引所です。出金は1万円以上から、BTCの外部送付は1回0.02 BTC以上(全数量を除く)という条件は事前に知っておきましょう。

  • 金融庁登録 関東財務局長 第00006号
  • 公式の手数料・入出金ページで確認
  • 口座数82万5,207(2026年9月)

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GMOコインは、GMOインターネットグループの金融事業を担うGMOフィナンシャルホールディングス傘下の暗号資産交換業者です。2017年9月、暗号資産交換業の登録制度が始まったときに登録を受けた最初の事業者のひとつで、グループでFX事業も手がけており、暗号資産でもレバレッジ取引の取引量が大きいのが特徴です。グループの月次開示によると、2026年8月の証拠金取引の売買代金は約3,588億円で、日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)が公表した国内全体の約48%に当たります。口座数は2026年9月時点で82万5,207です。

一方で、ふだん少額で現物を買う人にとっての魅力は、入金と出金のコストの低さです。このレビューでは、公式の手数料ページと入出金ページで確認した数字をもとに、どの銀行から入れればよいか、どんな使い方だと条件に引っかかるのかを具体的に見ていきます。

GMOコインの基本データ

GMOコインの主な条件(金融庁登録一覧と公式サイトの公表情報より)
項目内容
運営会社GMOコイン株式会社(GMOフィナンシャルホールディングス傘下)
登録暗号資産交換業者 関東財務局長 第00006号(2017年9月29日)/金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3188号
所在地東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス
取扱銘柄24銘柄(FCR、NAC、ZPGなど国内独自の銘柄を含む)。SAND・CHZ・FILは2026年秋に取扱い終了予定
取引の形式販売所/取引所(現物)/取引所レバレッジ/暗号資産FX
取引所手数料BTC・ETH・XRP・DAI:メイカー −0.01%、テイカー 0.05%。その他:メイカー −0.03%、テイカー 0.09%
日本円の入金即時入金は無料(ドコモSMTBネット銀行・PayPay銀行・ゆうちょ銀行)。メガバンク等はペイジーで無料
日本円の出金無料(1回1万円以上、1日3,000万円まで)。大口出金は400円
暗号資産の送付無料。BTCの外部送付は1回0.02 BTC以上(全数量の送付を除く)
その他ステーキング6銘柄、貸暗号資産、つみたて(500円から)、App Store評価4.29(1万2,280件)

メリット

  • ドコモSMTBネット銀行・PayPay銀行・ゆうちょ銀行からの即時入金が無料(1回1,000円〜1,000万円、24時間)
  • GMOあおぞらネット銀行・楽天銀行は専用口座への同行振込で手数料0円、楽天銀行は通常30秒以内に反映
  • 日本円の出金が無料で、最短数分で着金(1回1万円以上)
  • 取引所はメイカー手数料がマイナス(BTC・ETH・XRPは−0.01%、その他は−0.03%)
  • 暗号資産の入金・送付が全銘柄無料
  • ステーキングは申込不要で6銘柄、つみたては17銘柄を500円から

注意点

  • 日本円の出金は1回1万円以上(残高全額を除く)
  • BTCを外部へ送る最小数量は1回0.02 BTC。ETHは0.1 ETH、XRPは50 XRP(全数量の送付を除く)
  • ペイジー入金した金額に相当する暗号資産は7日間外部に送付できない
  • コンビニ入金・クレジットカード入金には対応していない
  • 販売所のスプレッドは公表されておらず、つみたても販売所の買値(ASK)で約定する
  • ステーキング報酬は、同社に配分された報酬の最大28%が手数料として差し引かれる

GMOコインが向いている人・向いていない人

まず向いているのは、ゆうちょ銀行・PayPay銀行・ドコモSMTBネット銀行のいずれかに口座がある人です。この3行からの即時入金は手数料無料で、深夜や休日でもすぐ残高に反映されます。ゆうちょ銀行から無料で即時入金できる国内取引所は多くないため、地方在住で主な口座がゆうちょ、という人には特に使いやすい選択肢です。

次に、日本円をまとまった単位で出し入れする人。出金は手数料無料で、最短数分で着金します。月に1回、数万円単位で利益を引き出すような使い方なら、出金手数料がかかる取引所と比べて年間数千円の差になります。

三つ目は、レバレッジ取引も視野に入れている人です。取引所形式の「取引所レバレッジ」と、GMOコインが相手方になる「暗号資産FX」の2種類があり、国内の証拠金取引の約半分がGMOコインで行われています。ただし証拠金取引は、元本を上回る損失が出る可能性がある上級者向けの取引です。

反対に、1万円未満をこまめに引き出したい人や、少額のビットコインを頻繁に自分のウォレットへ送りたい人には不向きです。BTCの外部送付は1回0.02 BTC(1BTC=1,200万円なら約24万円)以上という条件があるからです。コンビニから現金で入金したい人も、Coincheckなど別の取引所を選ぶ必要があります。

GMOコインの手数料はいくら?10万円の取引で試算

GMOコインの売買の場は4つあります。ユーザー同士が売買する取引所買い手と売り手の注文を突き合わせる市場形式(板取引)。価格は需給で決まり、手数料は小さい。、GMOコインが相手になる販売所取引所が売り手・買い手の相手方になる形式。操作は簡単だが、買値と売値の差(スプレッド)が実質的なコストになる。、そして証拠金を預けて売買する取引所レバレッジと暗号資産FXです。現物を買うだけなら、使うのは前の2つです。

取引所の手数料は銘柄で2段階に分かれます。BTC・ETH・XRP・DAIはメイカー板にない価格で指値注文を置く側。市場に流動性を提供するので手数料が割引やマイナス(報酬)になることがある。−0.01%、テイカー0.05%。それ以外の銘柄はメイカー−0.03%、テイカー0.09%です。販売所は手数料無料ですが、買値と売値の差であるスプレッド同じ時点での買値と売値の差。販売所では数%になることもあり、表示上の手数料より大きな実質コストになりうる。が実質的なコストで、その幅は公表されていません。

GMOコインの往復コスト試算(価格変動は考慮せず。販売所の2%は説明のための仮定)
10万円分を買って売り、出金するまでBTC(取引所・テイカー)SOLなど(取引所・テイカー)販売所(スプレッド片道2%と仮定)
入金(ゆうちょ銀行から即時入金)0円0円0円
購入約50円約90円約2,000円
売却約50円約90円約2,000円
出金(1万円以上)0円0円0円
合計約100円約180円約4,000円

BTCを板で売買すれば、10万円の往復で約100円です。メイカーとして指値で待てば、逆に手数料を受け取れます。アルトコインはテイカー0.09%なので少し上がりますが、それでも往復200円以下。販売所で同じ取引をすると、スプレッドが片道2%なら約4,000円と、桁がひとつ変わります。2%は説明用の仮定で、実際の幅は相場によって変わります。

レバレッジ取引の場合は、建玉を翌日に持ち越すたびに1日0.04%のレバレッジ手数料がかかります。10万円分の建玉を30日持ち続けると、約1,200円です。取引所レバレッジではBTC/JPYなど5つの円建てペアの売買手数料が無料ですが、ロスカット時には建玉ごとに0.5%の手数料がかかります。短期売買向けのコスト構造なので、長期保有は現物で行うのが基本です。

他社の数字と並べて比べたい場合は、手数料比較ページの往復コスト計算ツールが便利です。出金無料という点ではSBI VCトレードも同じ条件なので、両社の違いはSBI VCトレードのレビューも参考にしてください。

入金と出金:どの銀行から入れるのが得か

GMOコインの入金は、銀行によってルートが3つに分かれます。いちばん手軽なのは即時入金で、ドコモSMTBネット銀行・PayPay銀行・ゆうちょ銀行の口座から、手数料無料で1回1,000円〜1,000万円まで24時間すぐ反映されます。

次が振込入金です。GMOコインはお客さまごとにGMOあおぞらネット銀行と楽天銀行の専用口座を用意しており、同じ銀行どうしの振込なら手数料は0円、入金額の上限もありません。楽天銀行からの振込は通常30秒以内に反映されます。そのほかの銀行から振り込む場合は、振込手数料が自己負担になります。

三つ目がペイジー税金や公共料金の支払いにも使われる決済サービス。対応する銀行のネットバンキングから即時に入金できる。入金で、三菱UFJ・三井住友・みずほ・りそな・埼玉りそなのネットバンキングから、1回1,000円〜99万9,999円まで無料で入金できます。ただし、ペイジーで入金した金額に相当する暗号資産は、7日間外部へ送付できません。買ってすぐ自分のウォレットへ移したい場合は、ほかのルートで入金しましょう。どのルートでも、振込名義が口座名義と違うと入金は反映されません。

出金は手数料無料で、最短数分で着金します。条件は1回1万円以上(残高を全額出金する場合を除く)、1日3,000万円までです。3,000万円を超える大口出金は審査があり、1回400円かかります。入金ルート全体の比較は入金・購入方法まとめ、日本円に換金するときの流れは仮想通貨を日本円に換金する方法で詳しく解説しています。

暗号資産を外部へ送るときの3つの条件

送付手数料は全銘柄無料ですが、GMOコイン以外のアドレスへ送る最小数量はBTCが1回0.02 BTC、ETHが0.1 ETH、XRPが50 XRPです(全数量を送る場合は最小数量未満でも可)。また報道によると、2026年8月29日以降に登録した送付先アドレスは、審査完了から24時間たつまで送付できません。さらにGMOコインはトラベルルール暗号資産の送付時に、送り手と受け手の情報を事業者間で通知するルール。日本では2023年6月から義務化。の通知システムにSygnaを採用しているため、Sygnaを使わない取引所へは直接送れないことがあります。

取扱銘柄とサービス:FCR、ステーキング、つみたて

取扱いは24銘柄で、BTC・ETH・XRP・SOL・DOGE・ADA・DOT・AVAX・SUIといった主要銘柄に加え、FC琉球のファントークン「FCR」、NAC、金・銀・プラチナと連動するジパングコイン(ZPG・ZPGAG・ZPGPT)など、国内でも扱う会社が少ない銘柄があります。FCRとNACは過去にGMOコインでIEO(取引所を通じたトークン販売)が行われた銘柄です。沖縄とFCRの関係は沖縄の暗号資産ガイド、国産の銘柄全体は日本発の仮想通貨一覧で紹介しています。

なお、2026年9月9日にSAND・CHZ・FILの3銘柄の取扱い廃止が発表されました。販売所での売買は10月24日の定期メンテナンス後に終了し、外部への送付受付は11月7日に締め切られます。その後も残った分は11月中旬に売却され、日本円で口座に戻される予定です。保有している人は期限に注意してください。

ステーキング保有する暗号資産をブロックチェーンの運営に役立て、その対価として報酬を受け取る仕組み。報酬は受け取った時点で雑所得になる。の対象は、ETH・DOT・ATOM・ADA・SOL・ASTRの6銘柄です。手続きは不要で、保有しているだけで毎月10日〜17日に報酬が配られます。同社に配分された報酬から最大28%(毎月変動)が手数料として差し引かれ、貸暗号資産ベーシックで貸出中の数量は対象外です。

つみたては17銘柄が対象で、1回500円から5万円まで、毎日・毎週水曜日・毎月10日から頻度を選べます。購入は17時時点の販売所の買値(ASK)で行われ、積立手数料は無料ですが、スプレッドは価格に含まれます。銀行口座からの自動引き落としはないため、口座に日本円を入れておく必要があり、3回続けて残高不足になると設定が削除されます。下のシミュレーターで、過去の価格で毎月積み立てていたらどうなったかを確かめられます。

↑ この計算ツールはページ上部にあります。数字を入れて試してみてください。

貸暗号資産は「ベーシック」で19銘柄を扱っています。貸出中の数量はステーキング報酬の対象から外れるため、ステーキング対象の銘柄を貸し出すときは、どちらの報酬が有利かを比べてから決めましょう。貸出期間や途中解約の条件は公式ページで確認してください。ステーキングや貸出の報酬は受け取った時点で課税対象になります。計算方法は仮想通貨の税金ガイドで確認できます。

安全性:登録と分別管理、レバレッジのリスク

GMOコインは2017年9月29日に登録された最初期の暗号資産交換業者で、金融商品取引業の登録も受けています。国内の登録業者は、顧客の日本円と暗号資産を会社の資産と分けて管理し、暗号資産の大部分をインターネットから切り離したコールドウォレットで保管することが法律で義務付けられています。親会社のGMOフィナンシャルホールディングスは上場企業で、口座数や売買代金を毎月開示しています。

リスクとして意識したいのは、システムよりもむしろレバレッジ取引そのものです。個人の暗号資産の証拠金取引は最大2倍に制限されていますが、価格が急変するとロスカットが間に合わず、預けた証拠金以上の損失が出ることもあります。GMOコインの取引所レバレッジでは、ロスカット時に建玉ごと0.5%の手数料がかかる点も覚えておきましょう。

また、取扱い廃止の対応からも分かるように、銘柄のラインナップは固定ではありません。流動性が低い銘柄ほど廃止のリスクがあり、廃止時には日本円で強制的に精算される場合があります。日本の規制の全体像は日本の暗号資産規制で、偽の取引所やSNS勧誘の見分け方は詐欺の手口と対策で解説しています。

口座開設の流れ

公式の口座開設ページでは、対象を「日本国内に居住する20歳以上の個人」としています。NFC対応のスマホでマイナンバーカード、運転免許証、在留カードなどのICチップを読み取る方法なら、郵送物なしで最短10分で取引を始められます。

  1. メールアドレスを登録してパスワードを設定

    公式サイトまたはアプリから登録します。電話番号やメールアドレスは、他の顧客が使っていないものが必要です。

  2. お客さま情報の入力と本人確認

    アプリでICチップを読み取るのが最も早い方法です。書類画像のアップロードを選ぶと、2種類の書類と、審査後に郵送される「口座開設のお知らせ」の受け取りが必要になります。

  3. 口座開設コードを入力して完了

    メール(郵送方式の場合は郵便)で届くコードを入力すると取引できます。

初めての購入までの操作や注文方法の選び方は、ビットコインの買い方ガイドで順に説明しています。

GMOコイン以外の選択肢と比べるなら

出金無料と送付無料という点で最も近いのはSBI VCトレードです。こちらは出金の最低額が1,000円と低い代わりに、1日1回・着金まで数営業日という条件があります。ビットコインを少額ずつ自分のウォレットへ送りたいなら、SBI VCトレードのほうが扱いやすいでしょう。

アルトコインを板取引で売買したいならbitbank、コンビニ入金やアプリの見やすさを重視するならCoincheck、扱う銘柄の多さとPayPay連携ならBinance Japanが候補です。それぞれbitbankのレビュー、Coincheckのレビュー、Binance Japanのレビューで詳しく比べています。全体の比較は取引所レビュー一覧からどうぞ。

GMOコインについてよくある質問

GMOコインの入金手数料は無料ですか?

ドコモSMTBネット銀行・PayPay銀行・ゆうちょ銀行からの即時入金と、三菱UFJ・三井住友・みずほ・りそな・埼玉りそなからのペイジー入金は無料です。GMOあおぞらネット銀行と楽天銀行は振込扱いで、同じ銀行どうしの振込なら手数料はかかりません。それ以外の銀行から振り込む場合は、振込手数料が自己負担になります。

GMOコインの出金手数料はいくらですか?

日本円の出金は無料です。ただし1回1万円以上(残高全額の出金を除く)という条件があり、1日の上限は3,000万円です。3,000万円を超える大口出金は1回400円かかります。

GMOコインで少額のビットコインを外部に送れますか?

送付手数料は無料ですが、GMOコイン以外のアドレスへBTCを送る場合の最小数量は1回0.02 BTCです。全数量を送る場合や、GMOコイン内のアドレスに送る場合は最小数量未満でも送付できます。少額を少しずつ送りたい人は注意が必要です。

GMOコインのステーキングは申し込みが必要ですか?

申し込みは不要です。ETH・DOT・ATOM・ADA・SOL・ASTRの6銘柄を保有していれば自動的に対象になり、毎月10日〜17日に報酬が配布されます。同社に配分された報酬の最大28%が手数料として差し引かれる点と、貸暗号資産ベーシックで貸出中の数量は対象外になる点に注意してください。

GMOコインは何歳から口座開設できますか?

公式の口座開設ページでは「日本国内に居住する20歳以上の個人」が条件です。外国籍の方も、在留カードまたは特別永住者証明書があれば申し込めます。

GMOコインのレバレッジ取引は何倍までですか?

個人の場合、暗号資産の証拠金取引は法令とJVCEAの規則により最大2倍です。GMOコインには取引所形式の「取引所レバレッジ」と、同社が相手方になる「暗号資産FX」があり、どちらも建玉を持ち越すと1日0.04%のレバレッジ手数料がかかります。

出典・参考資料

  1. 金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」
  2. GMOコイン 各種手数料
  3. GMOコイン 入出金について
  4. GMOコイン ステーキング
  5. GMOコイン つみたて暗号資産
  6. GMOコイン 口座開設の流れ
  7. GMOフィナンシャルホールディングス 月次データ
  8. JVCEA 統計情報

CryptoJapan編集部
金融庁の登録情報、各社の公式手数料ページ、国税庁の公表資料をもとに編集部が作成・検証しています。内容は投資助言ではありません。 評価方法